Web用に保存 - 概要
ファイルの保存は、ファイルを保管場所に書き込むことです。
画像をWebサイトに掲載する場合、ファイル容量や画質は、レスポンス、Web上の見栄えに影響します。
フォトショップエレメンツの「Web用に保存」は、ファイル容量や画質がWeb用に最適化され保存されます。
「Web用に保存」の操作、ファイツ容量・画質の相違を説明します。
Web用に保存 - 操作方法
1. 画像を開く
ファイルの開き方は、「 ファイルを開く 」を参照ください。
2. 画像の表示
画像が表示されます。
サンプルでは、画像解像度 4032×3024pxで、大きなサイズです。
Web用として使用する場合、小さな解像度に縮小する必要があります。
画像編集(解像度変更)操作でも縮小できますが、この「Web用に保存」操作にて縮小します。
3. 「Web用に保存」の選択
メニューバーの「ファイル」、「Web用に保存」を選択します。
4. 「Web用に保存」ダイアログ
Web用に保存ダイアログ
ファイル形式、画質を設定し、Web用ファイルを最適化します。
また必要な時には画像サイズの変更ができます。
上段に元画像イメージ、下段に最適化後イメージが表示され、イメージを確認しながら操作できます。また最適化後のファイル容量も表示され、調整しながら保存できます。
※「Web用に保存」ダイアログのサイズにより左右にも表示されます。
5. 画像サイズの縮小 (必要な時)
「変更後のサイズ」の幅あるいは高さのいずれかに変更後のpixel値を設定します。
サンプルでは、変更後のサイズ 幅500pxを指定しています。
高さ375pxは、縦横比固定のため自動算出です。
なお縦横比を変更するには「縦横比の切替」をクリックします。
6. ファイル形式の設定
ファイル形式を設定します。
指定できるファイル形式は、JPEG形式、GIF形式、PNG形式の三種です。
デジカメ画像ファイルは、一般的にJPEG形式です。
7. 画質の設定(JPEG形式の時)
画質を設定します。
画質プリセットの「低画質」「中画質」「やや高画質」「高画質」「最高画質」から選択します。
あるいは画質値に0~100の値を指定することもできます。
プリセットと画質値の関連は次の通りです。
最適化後イメージやファイル容量を確認しながら画質値により詳細に調整できます。
<プリセット値><画質値>
低画質 10
中画質 30
やや高画質 60
高画質 80
最高画質 100
8. フォルダー、ファイル名の設定
画像ファイルのフォルダー名とファイル名を指定します。
Web用に最適化され保存されます。
Web用に保存する時の表示画質と容量について(参考)
1. ファイル容量(参考)
Web用に保存において画質を変化させ保存した場合のファイル容量です。
実際の画質サンプルは、次の項番2を参照ください。
<サンプル画像>
解像度: 500×375px
<プリセット値><画質値><容量>
最高画質 100 152KB
高画質 80 68KB
やや高画質 60 40KB
中画質 30 21KB
低画質 10 14KB
画質を良くすればファイル容量もそれなりに大きくなり、
逆に画質を低下させると容量はそれなりに小さくなります。
画像の使用目的に合わせ、画質を設定すれば良いでしょう。
2. 画質サンプル(参考)
Jpeg形式ファイルのWeb用保存において、画質設定値を「12」から「0」(偶数値にて)まで変化し、保存したサンプルです。
※サンプル画像の解像度:500×375px
(1) 設定値:最高画質
設定値:最高画質 ファイル容量:152KB
(評価)画質:画質良好である
(2) 設定値:高画質
設定値:高画質 ファイル容量:68KB
(評価)画質:画質良好である
(3) 設定値:やや高画質
設定値:やや高画質 ファイル容量:40KB
(評価)画質:画質良好であるが、輪郭部分に若干のモスキートノイズがみられる
(4) 設定値:中画質
設定値:中画質 ファイル容量: 21KB
(評価)画質:画質低下がみられる
輪郭部分にモスキートノイズ、青空部分にブロックノイズがみられる。
(5) 設定値:低画質
設定値:低画質 ファイル容量: 14KB
(評価)画質:画質かなり低下している
モスキートノイズ、ブロックノイズが多い。